見えないモノを「見える化」する

見えないモノを「見える化」する

「見える化」という言葉があります。

 

会議で発言したいことがあれば、まずその内容を

ポストイットなどに書いてからテーブルに置いていく方法があります。

 

また、企業研修などでは、あるテーマを議論する際には、ポストイットに

各自の意見や感じ事を書いて、模造紙に貼って大まかなグループごとに

ポストイットを分けたりしながら、ひとつのテーマで議論を重ねていくことが

多いです。

 

いわゆるKJ法と言われるものですね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/KJ%E6%B3%95

 

KJ法は、準備がちょっと面倒に感じるかも知れませんが、

効率性、効果性を考えると非常にすぐれたやり方です。

 

さて、会議などのやり方では、「見える化」が大切だと

お伝えしていましたが、見えないものを扱うサービス業や、

私のいる研修業界やコンサルティング業界の人たちは、

この「見える化」して相手に伝えることが苦手です。

 

これは、自らの反省でもあるのですが、

「やれば分かるんですけどね」といった話になりがちです。

 

以前、旅行会社で働いていましたが、

行ったら楽しい、でも自分もそこに行ったことがない、

そのため、売りにくいということがありました。

 

売りにくさでいえば、カタチの無い

企業研修やコンサルティングも同じです。

 

そのため、最近、特に気を付けているのは、

出来る限りイメージしやすい写真や映像を準備することです。

 

研修風景の写真だけでなく、映像を視聴してもらったり、

研修で使うフレームワークや手順書、テキストなども

可能な限り、出し惜しみせずに打ち合わせ段階からお見せします。

テキスト等は見せない会社さんもあるそうです。

 

また、コンサルティングもブラックボックス化しやすい部分です。

「顧問契約で、毎月定期訪問します」というコンサルタントさんも

いらっしゃいますが、頼む側からすれば何をどうしてくれるのかが

わかりません。

 

そこで、コンサルティングに関しては、明確な期限、金額、

実施する内容と手順を明確に示すようにしています。

 

頼む側からすれば当然のことですが、

以前は、私もまだまだそれが出来ていませんでした。

 

そして、自分のコンサルティングを体系化して書面化して分かったことは、

コンサルティングをパッケージ化したほうが
断然おすすめもしやすいということでした。

 

体系化までは本当に大変でしたが、そのメリットは大きかったです。

 

何がどう変わるのか?すべて明確になっていますから。

頼む方も分かりやすいんでしょうね。

 

あとは、やるかやらないかだけですからね。

 

自分の体系化したコンサルティングが明確に書面化されているので、

品質向上もしやすいことも分かりました。

 

効果が高いやり方、うまくいかなかったやり方を

効果検証して、どんどん精度を高めていくことができます。

あなたの会社でも「見えないモノ」は
書面化できないと諦めていませんか?

最後までお付き合いいただきありがとうございます。