可愛がられる才能

可愛がられる才能

企業研修の仕事をする時、

特に若手が対象の場合によくお伝えすることがあります。

 

それは、

「可愛がられる人間になりなさい。

         可愛がられるのも才能だよ」

 

ということです。

 

もちろん、人に媚びを売れとか、卑屈になることではなく、

素直に純粋に自分をさらけ出せるように
なろうということです。

 

精神科医の和田秀樹氏も同様のことをおっしゃっています。

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周りがチャンスをくれる人は、

ふだんから他人の好意や親切を素直に受け入れる人です。

これも考えるまでもないことで、せっかくの好意を無視されたり、

拒まれたりすると、相手は「それならもういいや」となってしまいます。

 

いい話や新しい情報もそうです。

「教えたらきっと喜ぶだろうな」

と思える人に、
ほんとうにいい話が集まります。

 

ふだんから何か教えられても反応の鈍い人や、

つまらなそうな顔をする人は、

ほんとうにいい話が素通りしてしまうのです。

 

つまり、「可愛げのある人」にチャンスが集まってきます。

嬉しいときにはほんとうに嬉しそうな顔をする人。

困ったときや苦しいときにも正直に顔に出てしまう人。

そういった、自分に素直な人に幸運が訪れると私は考えます。

 

なぜならわかりやすいからです。

 

嬉しいときには子どものように喜んでもらえたほうが、

相手は安心します。

 

プレゼントをあげたときでも、恐縮されるより

飛び上がって喜んでもらえたほうがわたしたちは安心します。

 

チャンスや幸運というのは味方がもたらしてくれます。

その人をよく理解している人でなければ、

チャンスを与えてはくれません。

 

周囲にガードを固めるタイプの人は、

いわば敵に対する態度を味方にも取ってしまいます。

敵対する人間にチャンスを与える人はいません。

 

周りがチャンスをくれる人には、

その人がそばにいるだけで安心する不思議な魅力があります。

 

 

参照『「運をひらく」のが上手い人下手な人』新講社

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私の知人に何かをプレゼントしてあげると、

すっごく喜んで感動してくれる方がいます。

 

喜ぶ姿を見ているとこちらまで嬉しくなってしまうのです。

だから、ついつい、その人に喜んでもらいたくて、
ささやかですが、何かプレゼントをあげたり、

微力でも役に立ちたくなってしまいます。

 

周囲にそう思わせるというのは、魅力であり、人徳ですね。

 

言い換えると

「受け取り上手」

なんでしょうね。

 

私たちもそういう人間になりましょう!

喜怒哀楽をもっと表に出してもいいのかもしれませんよ。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございます。