人生の豊かさや幸せを決めるのは、
自分自身の考え方、捉え方次第とお伝えしてきました。
今日は、こうした価値観を見事な詩にされている
イギリスの詩人、エラ・ウィーラー・ウィルコックスを紹介しますね。
ちなみに、ウィルコックスは私と同じ誕生日(11月5日)です。
『The Winds of Fate』(運命の風)の一節より
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吹いている風がまったく同じでも、
ある船は西へ行き、ある船は東へ行く。
それは風のせいではなく、
帆の張り方が行く先を決めているのである。
同じように私達の人生の方向を決めているのは、
周りの環境ではなく、私達の魂である。
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【英語版】
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One ship drives east and another drives west
With the selfsame winds that blow.
‘Tis the set of the sails,And Not the gales,
That tell us the way to go.
Like the winds of the sea are the ways of fate;
As we voyage along through life,
‘Tis the set of a soul That decides its goal,
And not the calm or the strife.
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自分の人生や仕事を呪っている人がいますが、
結局は、過去の自分がどういう生き方をしてきたのか?
それに尽きると思うのです。
いまの自分は過去の自分の選択の積み重ねの結果です。
人が遊んでいる間に勉強して努力を重ねてきた人、
思いやりの心を持って人と接してきた人、
そうした人が周囲から応援され、
目指してきた夢を正夢に変えます。
明るい未来を自らの手で創り出します。
自分はどういう方針で生きるのか――
何を目指し、どこに針路を取るのか――
小さな分度器で図れば、角度の1度は小さなものですが、
その小さな角度の違いの船が進んだとしたら、何年もしたら
到着する場所はまったく違うところになります。
あなたも自分自身が本当に進むべき道を考えてみませんか?
自分をあきらめるのは、自分がかわいそうです。
あきらめるには、まだ早い。まだまだ早い。
エラ・ウィーラー・ウィルコックス
(英: Ella Wheeler Wilcox、1850年11月5日-1919年10月30日)は、
アメリカ合衆国の著作家、詩人である。その最も良く知られた作品は
『Poems of Passion』(情熱の詩)である。不朽の名作と言えば、
「貴方が笑えば、世界は貴方と共に笑う。貴方が泣くとき、貴方は一人で
泣く。」という節がある『Solitude』(孤独)である。
自叙伝『The Worlds and I』(世界と私)は死ぬ1年前の1918年に出版された。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。