社内の絆づくりはリーダーから

社内の絆づくりはリーダーから

先日、セミナーを実施した後に参加者の方から感想をいただきました。

 

絆づくりをテーマにしたセミナーだったのですが、

「本質的で大切なことを想い出しました!」

という主旨の内容がほとんどでしたが、

お一人だけ、こんな感想がありました。

 

「絆づくりをコンセプトにした業績アップの

お話は、新入社員研修のように感じてしまう」

 

残念でした。

 

本質的な部分を伝えきることが

できなかったと自分の力不足を感じました。

 

もちろん、セミナーや講演をして、すべての方から

拍手喝さいを受けようなんて最初から思っていません。

世界中で人気の映画や音楽だって批判されますからね。

 

むしろ、自分の信念を貫いているからこそ、

そこに価値を感じて、主宰者様にお招きいただいている訳ですから。

 

さて、せっかく貴重な感想をいただいたので、

この感想について、ちょっと一緒に考えてみませんか?

 

「絆づくりをコンセプトにした業績アップの

お話は、新入社員研修のように感じてしまう」

 

いただいた感想のすべての文面は紹介できませんが、

「絆づくりは新入社員が学ぶべきことだ」という主旨でした。

あなたならどう考えますか?

 

私は、まったく逆で、絆づくりは、

経営層の方こそ学ぶべきことだと考えています。

 

社内の絆づくりができない会社は、

お客さまとの絆づくりもできません。

 

人は、自分が扱われたように人を扱います。

 

人から思いやり深い親切を受けた経験がある人は、

うれしいと感じるみずみずしい感性もしっかり育ちます。

 

そのうれしさを知っているが故に、人の気持ちを理解し、

自分も人にやってあげたいなと自然に思うものだからです。

 

会社でも同じです。

 

上司から、ねぎらいの言葉もなく叱責を繰り返されたり、

尊敬すべき人格や愛情もなく、恐怖感や立場を利用して部下に

指示命令を出しているような会社があります。

 

こうした環境で社員を働かせておいて、

「お客さま満足を高めろ」と言ってもできるでしょうか。

 

自分自身が、めちゃくちゃ喉が渇いているのに、

上司から「お客さま満足を高めるために水を差し出せ」といっても、

できるはずがありません。

 

まずは自分が「その水を飲みたい、飲ませてくれ!」と思いますよね。

 

その水が、社内のコミュニケーションであり、絆づくりになります。

干からびたコミュニケーションで絆を育むことはできません。

 

社内の絆づくり、チームワーク、場づくりが出来ていない職場で、

お客さまに感動や尊敬を集めるような仕事をすることは難しいでしょう。

 

だからこそ、まずは社内の絆づくりをするべきです。

私がコンサルティングに入るときは、まずここから着手します。

 

社内の絆づくりは、新入社員の仕事でしょうか?

 

いいえ、違います。

 

経営者であり、役員であり、役職者などリーダーの仕事です。

上に立つ者の人格、愛情や情熱が職場に大きく影響を与えます。

 

本人の想像以上に多大な影響を与えています。

 

あの気分屋で愛想の無い上司がいるだけで

社内の空気が悪くなる!ドンヨリする!

 

そんな経験ありませんか?

 

私はあります(笑)

 

社内の絆づくりは、経営者やリーダーの仕事です。

誰よりもその重要性を理解し、実践しましょう!

最後までお付き合いいただきありがとうございます。