このコラムをスタートする時に考えていたことがあります。
自分に課したルールとも言えるかも知れません。
それは、コラムの内容が後から読んでも
古くならない内容にするというルールです。
「100年後でも読める内容」にしようと思ったのです。
流行を追いかけた内容やイマドキの言葉遣いも含めて、
後から読んだ時に「古い」とか「意味が分からない」という
ことの無いようにしようと思ったのです。
はっきり言って、流行を追いかけた話題を
テーマにするのは、とってもラクなことなのです。
旬なテーマは、みんなが注目するし、情報もあちこちで流れていて、
世の中のメディアとの親和性も高く、トレンドを発信するという意味では
その話題を中心にしてコメントするだけなので記事も書きやすいからです。
しかし、自分で決めたルール「100年後でも読める内容」を
考えると流行を追いかける訳にはいきません。
コンセプトを決めたら、忠実に守り、継続していくこと
で、価値が出てきます。そこに魅力が生まれていくと信じています。
だからこそ普遍的な内容で、変わらない価値を持つ内容にしようと決めました。
そして、手前味噌で恐縮なのですが、
この「古くならない内容」というコンセプトが
読み手にとっては、「一貫性」と映ります。
トレンドを追わずに、正しい商売や絆づくりをテーマに
お伝えしているので、正直、あっと驚くような突飛な内容は書いていません。
「すぐに儲かる」ようなビジネスは「すぐに廃れる」
からです。
「簡単にお客さまが集まる」ようなビジネスは「簡単に離れる」からです。
そして、「古くならない内容」で、
絆づくりをテーマに書き続けているため、そこに魅力を感じてくださり、
私の年齢よりも30歳以上も年上の主宰者の方から講演依頼をいただきます。
それも、一度や二度ではありません。
全国の主宰者さんから、お声掛けをいただくのです。
はじめは、
「人生の先輩にむかって、自分が話すことなどあるのだろうか?」と
思ってお断りをしていました。
しかし、熱く頼まれると断れない質(たち)なので・・・、
何度か絆づくりをテーマにお受けしましたが、そうした熱い方ほど、
やはり熱心に聴いてくださって、中には感動したと言って涙を
流される方もいらっしゃいました。
私もまだまだ自己研鑚の身ではありますが、その中で気が付いたことは、
自分でルールを決めたらそのルールを愚直に守ること。
その地道な積み重ねが、一貫性を持ち魅力を放つんだと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。