「凛としている」という形容詞が
これほど似合う女性をはじめて見ました。
いや、むしろ「凛とした」だけでは、
形容できないほどの圧倒的な存在感です。
2012年11月フランス・パリで開催された
「第21回 世界空手道選手権大会」の女子個人形の部で
初優勝した宇佐美里香選手の演武をぜひ見てほしい。
その集中力、その気迫、秘めたるエネルギー
どれをとっても世界最高峰の演武に感動を覚えます。
どうぞ目をつぶって深呼吸してからご覧くださいね。
■Youtubeの映像です。音声にご注意ください。
https://www.youtube.com/watch?v=iiiznDpoapQ
いかがでしたか?
私は何度見ても、心にグッとくるものがあります。
ここまでの演武を完成させるまでの果てしない道のり、
自分を律する強さと自己鍛錬が余程なものであったことは
想像に難くありません。
宇佐美選手は東京出身ですが、小学生のころから、
空手に熱中し各種大会で優勝してこられたそうです、
2008年から井上派糸東流慶心会宗主・井上慶身氏に
師事するために鳥取県に移住して、鍛錬を続けたとか。
映像からは信じられませんが、日常は、
ちょっとほわんとした天然なところがあるそうです。
それにしても、演武を見せるときの、
凄まじいまでの気迫と集中力、芯の強さ。
日常と練習とのメリハリをつけ、自ら静と動のリズムを作り出す。
エネルギーをため、一気に爆発させる精神力、瞬間の美学。
小さな問題なんか、気合で吹っ飛ばしてしまえ!
という感じもするし、あの圧倒的な演武を見るだけで、
勇気をもらいますね。
それにしても、恰好いい。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。