iPhoneの皮をむく

iPhoneの皮をむく

「パパ、iPhoneの皮がむけたよ」

うちの息子が5歳の時に、話してくれました。

最初に聴いたときは、何の事だか分からなかったのですが、
しばらくしてその意味がわかるようになりました。

どうやらiPhoneにつけているケースが取れたことを
「iPhoneの皮がむけた」と表現していたのです。

これは、結構私の中でも学びの多い出来事でした。

iPhoneケースという言葉は知らなくても、
バナナの皮やリンゴの皮は知っている。

こうした何かモノの周りにあって、
取れるものは「皮」と呼ぶと思ったのでしょう。

だから、iPhoneの周りにくっついているものは、
息子の中では「皮」なのです。

その発想の柔軟さに、驚きました。

そして、「そうか!知らない物事は、知っている物事に
置き換えればいいんだ」と妙な納得をしたのです。

というのもずっと英語の勉強をしているのですが、
次から次へと分からない言葉がたくさん出てきます。

また、伝えたいのに語彙力が無いために、
何といって分からず、結局、言いたいのに言えないままに
なってしまったことがあったからです。

そんな時、柔軟に、言葉を組み合わせてみたり、
イメージとして近い言葉を使えば何とか伝わるんじゃないか
思いたちました。

伝えようと思えば、何とかしてでも伝えようとするものですよね。
自分の知っている知識や語彙を総動員して、とにかく相手に
伝えようとすることが大事なんだと思います。

子供に教わった一日でした。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。