うまくいかない会社の共通項

うまくいかない会社の共通項

これまでたくさんの会社さんの支援をしてきましたが、
うまくいかない会社というのは、共通項があるようです。

それは、

スキルとか

知識、経験とか

仕事のマニュアルとか

会議のやり方とか

そうした仕事の話ではありません。

足りないのは、

想いの分かち合い

です。

経営者と社員、社員同士の想いの分かち合いが圧倒的に足りてません。

経営者が何を考えているのか現場の責任者が知らない。

当然、現場で働く社員はもっと知らない。

お互いがお互いに気を遣って、
いわゆる大人の処世術として本音を言わない。

それで納得しているならOKですが、裏では文句を言う。
先輩が不平不満を口にすると若手は一気に士気が下がります。

経営者や責任者は、もっともっと、

自分の想いを、この仕事への熱い情熱を、お客さまへの想いを

聴いている社員がヤケドする位に熱く語らなければいけません。

試しに社員さんに、今年の目標や3年後の目標を聞いてみてください。
経営者が大切にしている夢や志について聞いてみてください。

答えられない社員の方、結構いらっしゃると思います。

過去には、
「計画通りいった試しがないから、覚えてません」と
いう方もいらっしゃいました。

経営者や現場の責任者の方は社員の方に、
自分の夢や志について、熱く語って伝えているでしょうか。

え? 言ってる?

本当にそうでしょうか。
社員は聞かされていると思っていないでしょうか。
付き合わされていると思っていないでしょうか。
飲んでいる席で赤い顔して伝えていませんか。

伝えたつもりで、伝わっていないということはないでしょうか。

「伝える」と「伝わる」は違う

のです。

経営者や責任者の熱さに、最初はめんどくさいと感じていた
社員でも何度も何度も真剣な眼差しで熱く語られたら、

そのうち、その熱さが伝わって
「その夢、一緒に叶えさせてください」と志願するかもしれません。

情熱は伝染します。熱伝導します。

社員が本気じゃないと嘆く前に、
責任者が本気になる必要があります。

これまで見てきたうまくいかない会社の責任者は、
うまくいかないのを社員のせいにします。

熱く真剣な眼差しで語ることもせずに、

「社員の覚悟が足りない。真剣さがない。甘い。やる気がない」

誰かのせいにして業績が上がるなら、それでいいでしょう。

しかし、誰かのせいにして、業績が上がった試しはありません。

社員の覚悟が足りないのも、真剣さが足りないのも、
責任者の覚悟が、情熱が、真剣さが足りないからです。

もし、できてないとしたら、そろそろ、
誰かのせいにしてきたその指先を自分に向ける時です。

もちろん、私もできていないこともたくさんあります。
でも、できる努力は徹底的にします。
できなければ人一倍、悔しいです。

すべては自分の責任。
人のせいにしない。

真剣な眼差しで熱く語る。
想いの分かち合いをしてみませんか?

最後までお付き合いいただきありがとうございます。