仕事柄、いろんな業界の方とお会いします。
みなさん、一生懸命に仕事されて、
努力されていることは間違いないと思います。
ただ、お話していてこの会社は伸びるだろうなと思う会社と
伸びるのは難しいかもしれないなと思うことがあります。
その違いは何かといえば、使っている「言葉」です。
伸びる会社の共通点は、課題解決志向です。
何か問題があってもどうやったら解決できるだろうと考えている。
新しい打ち手、新しいアイデアを試そうとしています。
言葉づかいに品があり、環境や誰かのせいにしない
前向きな言葉を笑顔で使っています。
一方で、伸びないだろうなと感じる会社の共通点は
原因追究志向で表情が暗いです。
なぜだめだったんだろう?
誰のせいだろう?
と起きた問題の原因だけを考えている。
もちろん、原因分析や反省は必要です。
ただし、必要以上にそこに捉われていると前に進めないのです。
車の運転でバックミラーばかりを見ていては、
前に進めないのと同じです。
そして、「うちの会社(業界)は特殊だから」が口ぐせ。
はっきり言います。
自分たちだけが特殊だと思っているうちはうまくいきません。
現状を打破するような打開策はでてきません。
「うちの会社は、特殊だから(仕方ないよね)」
「この業界は、特別だから(難しいよね)」
そう思ってしまったら、そこで思考停止してしまうのです。
それは、非常にもったいない。
どの会社も業界も特殊で特別です。
まったく同じ業界と会社なんてありえません。
人材だって、環境だって、みんな違います。
資金も人材も潤沢に揃ってる会社なんてありません。
揃っていると思われがちな一部上場企業だって、
組織間の縦割りで苦しんでいたり、
人間関係のしがらみや社内政治的な軋轢があるものです。
会社の大小は関係ありません。
「お金があれば・・・(できるのに)」
「いい人材がいれば・・・(できるのに)」
またまた、はっきり言います。
そう言ってるうちは、
お金があっても人材が居ても結果を出せません。
ないない尽くしの中で、どうやって諦めずに創意工夫して、
誠実に努力して、歯を食いしばって活路を見出すのか?
そこが試されているのです。
そこが抜きん出る会社と低迷する会社の違いなのです。
仕事でやりがいや感動を感じるのは、困難を乗り越えた時だけ
です。
そして、困難を乗り越えるために最も必要な能力は、
お金でも、人材でもなく「何が何でもやってやる!」という強い意志。
無我夢中に一心不乱にやり抜こうとする情熱
なのです。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
今回は自戒を込めて。