先回り接客

先回り接客

以前、旅行会社で営業マンの仕事をしていました。

自分で取ってきた仕事(社員旅行)は自分で添乗員として
同行することがほとんどでした。

約7年間在籍していましたが、その間100回位の添乗員として
あちこち動向しました。
ちなみに海外旅行もありましたが、
ほとんどは1泊2日で近場の温泉地への社員旅行です。

添乗員の仕事は時間管理や交通手配と同時にいかにお客さまに
喜んでもらうかが大切になってきます。

添乗員時代にやってきたことなどは、これまでも話してきましたが、
お客さまの「やってほしいこと」を察知して、さりげなくやることを
心がけてきました。

いまでも、接客が好きなので、接客業のお店に行くと
必ず接客のうまい下手を見てしまいます。

そして、自然な笑顔で気持ちよく接客してくれると
うれしくなってついつい買ってしまいます(単純)。

さて、話を戻しますと、今回は事前察知して行動する。
先回り接客(造語)についてのお話です。

数年前、妻と5歳の息子、5か月の赤ちゃんと私の4人で
お気に入りのラーメン屋さんに行きました。

私が注文を終え、トイレに行って席まで帰ってくると
スタッフさんが息子を子供用のイスに座らせてくれてました。

妻は赤ちゃんの面倒で手が離せなかったので、
トイレから戻ったら、子供用のイスをセットしようと
思っていたのです。

でも、その前にスタッフさんが子供用のイスをもってきてくれて、
セットまでしてくれたようです。

気が利くね!

そして、ラーメンが運ばれてきて、テーブルに置いてくれている際に、
「取り皿ほしいな〜」と思っていたのですが、置き終わるや否や
「いまから取り皿をお持ちします」と言ってすぐにもってきてくれました。

気が利くね!!

ひょっとしたら、注文の際に妻に
「それおいしそうだね。ちょっとちょうだいね」と
言ったのが聞こえていたのかもしれません(恥)。

いずれにしても、

こちらがやってほしいことを察知して、
気を利かせてやってくれる。おもてなしの原点

を見た気がしました。
まさに先回り接客です。

細やかなサービスをして当たり前の高級店でもなく、
混雑していて忙しい時間帯にこうしたサービスが自然に
できることが素晴らしい。

「うちはそんなサービスをするほど、
手間暇かける価格帯のお店じゃない」

「忙しくて余計なことをやっているヒマはない」

などと、言い訳はいくらでもできます。

言い訳する間に、自然と素晴らしい接客ができる店との
サービス格差がどんどん拡がっていきますよね。
リピーターが生まれる瞬間と失う瞬間です。

私の好きなこのお店を紹介しますね。
酸辣湯面(スーラータンメン)と担々麺がおすすめです♪

■中国ラーメン 揚州商人
http://www.yousyusyonin.com/

千葉だけでなく、東京、埼玉、神奈川にも
あるようなのでお近くの方はぜひ。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。