販促の前に見直す。見つめ直す

販促の前に見直す。見つめ直す

小売店の販売促進をお手伝いする時には、
必ず接客応対も併せて見直します。

新規のお客さまの来店を増やすと同時に、
接客応対を見直し、お客さまにファンになっていただく。
再来店(リピート)と紹介(クチコミ)に最大限の力を注ぎます。

取組みをスタートする前には、
自分たちの仕事の喜びってなんだろう?
お客さまと仲良くなるにはどうすればいいんだろう?
お客さまに好かれ喜んでもらうにはどうすればいいだろう?
根本的な事をスタッフさんと一緒に考えていきます。

どんなに優れた打ち手を打って、たくさんのお客さまを
お店に呼んだとしても、接客がイマイチでは元も子もないからです。

接客で不快な印象を与えた場合、がんばって新規のお客さまに
来店していただきながら、どんどんお店のアンチファンを
増やすことになります。

新規のお客さまの応対に忙しくなってしまい、
既存のお客さま(常連さん)が楽しみにしていた
何気ないスタッフさんとの会話もアイコンタクトも少なくなります。

その結果、「なんか変わっちゃったな」「他の店でもいいか」と
常連さんとの関係性も希薄になっていきます。

知らない間に、あっという間に、またたく間に、(もういいか)
気がついた時にはどんどんお客さまが流出しています。

これは、小売店に限った話だけではなく、
法人営業でも、他の業種でも同じです。

新規のお客さまからどんなにたくさんの問い合わせや
商談の機会をいただいても、その後の営業パーソンのスキル、
組織としてアフターフォローがイマイチだったら、
せっかくのご縁を活かすことができません。

新規のお客さまを躍起になって集めるだけでなく、
もっと手前で見なおさなければいけないことがたくさんあります。

新規のお客さまを集める前に、小売店なら接客応対を見直す。
法人営業なら商談の中身やトーク、提案書の中身を見直す。

そして、見なおす際には、ぜひ「仕事の喜びとやりがい」について、
見つめ直して欲しいのです。

何のために働いているのか?
何に喜びを感じるのか?

こうした事を仲間である同僚と話し合うだけでも価値観の共有、
お互いの理解、いつもと違う質の会話ができます。
気がつくことが、たくさんありますのでおすすめですよ。

商売繁盛の基本は、
優れた広告宣伝でも効果的な販売促進ツールでもありません。

高度に分析された数字データでも、
MBA仕込みのフレームワークとかビジネスモデルでもありません。

お客さまの喜びを自分の喜びにできる心持ち、
心からの笑顔とお客さまの役に立ちたいという純粋な想い。

 

お客さまが「また来たい」「誰かに紹介したい」と思ってくれる。
そんな会社が、お客さまから愛され、ずっと選ばれ続けていきます。

試行錯誤しながら、そこを目指していきましょう。

もちろん、私もまだまだ研鑽の身です。

だからこそ、もう一段高いレベルへ。
もっとお客さまに喜んでいただくために。
もっと自分も喜びとやりがいを感じるために。

あなたと一緒に楽しみながらがんばっていきたいと思います。

だいじょうぶ、あなたは一人じゃない。

 

私も仲間です。
このコラムを読んでいる数千人の仲間もいます。

だいじょうぶ、あなたは一人じゃない。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。