モノではなく、コトを売る

モノではなく、コトを売る

今回は、いつもと趣向を変えて、
以前お伝えしたコラムで反響の高かったものを
アンコール掲載しますね。追記は下部にて。
では、どうぞ。

 

売却価格もぜんぶ僕にお任せするとのことでしたので、
全権大使(?)として、いざ中古車買い取りの
「カーセブン」に向かいました。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
ゆうこりんこと、小倉優子さんがCMに出演している会社です。

そして、ここで担当してくれたTさんがとてもフレンドリーで
ホスピタリティー精神に溢れる接客をする方だったのです。

私の商品購入や意思決定の判断基準は、価格ではなく
そこで働くスタッフのホスピタリティーの高さですので、
迷わず売却を決めました。

実は、他の中古車買い取り会社にも査定をお願いして、
高いほうで売却しようと思っていましたが、
Tさんの対応が良かったので、すぐに決めちゃいました。

その後、Tさんが車で家まで送ってくれることになりました。

車中、色々話すうち、私が「すばらしいですね!」と
思わず言ってしまったTさんの言葉がこちらです。

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中古車販売って面白いんですよ。

今まで愛着を持って使っていた車を手放す人の気持ちも感じるし、
クルマを買って新しい生活を始めようとワクワクしている人もいる。

お二人の人生の転機を手伝える仕事なんですよね。

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すばらしい価値観ですよね。

商売はモノ(商品)を売るのではなくコト(体験)を売る。

ちなみに、コトには商品購入後の体験だけでなく、
お客さまが購入を検討している段階の接客体験も含みます。

同じ商売でも考え方ひとつで
仕事の意味がまったく変わってきます。

飲食店であれば、料理を売っているのではなくて、
料理を囲みながらのコミュニケーションや
笑顔が溢れる場を提供していると考える。

洋服屋さんであれば、洋服を売っているのではなくて、
似合う服を着た時の幸せ感や、洋服を変えることで、
内面までも明るい気分に変えてしまう。
そんな豊かなライフスタイルを提案していると考える。

建築業であれば、建物を売るのではなくて、
そこで暮らす人が幸せになるよう、
家族の絆を育むお手伝いをしていると考える。

こうした捉え方ができると、
ホスピタリティーやおもてなしの質が
グングン上がっていきます。

ちなみに、気持のいい接客を受けると、
私は、一日中嬉しい気持ちになります。

私たちもそうした接客や
提案ができるようにしたいものです。
一緒に目指していきましょうね!
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いかがでしたか?

普段、忙しくしていると、ついつい目の前の作業を処理して、
目の前のモノを売る感覚に捉われてしまいます。

しかし、目線を上げてみると、私たちはモノを通じて、

お客様の豊かな人生、彩りのある生活に貢献していること

 

がわかります。

こうした観点は、使命感の発見にもつながりますよね。

そうそう、先日カーセブンの社長とお目にかかる機会が
ありましたが、若くてバイタリティーに溢れた情熱家。

自動車業界を変革していこうとする気概に溢れていました。
カーセブンさんが業界の風雲児になりそうで楽しみです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。