会社を辞める理由の第1位は「人間関係」だそうです。
色んな理由を付けて辞めますが、辞めた人によくよく聞いてみたり、
本音を探っていくと「人間関係」に悩んで辞める方が多いのです。
この人間関係の悩みというのは、誰しも経験するものではないでしょうか。
私もたくさん悩んできました。
昔の事ですが、私の事を気に入らないと思っていた方(40代女性)に
眼と眼が合って、2メートル位の至近距離で挨拶した際に思い切り
無視されたこともあります。
良かれと思ってやったことが、相手の癇にさわり、
怒らせてしまって、それ以来疎遠になった方もいます。
いずれの方も周囲からも距離を置かれていたり、
はれ物に触るように扱われていたりしました。
大概の場合、本人は周囲に気を遣わせておきながら、
そのことに気がついてないケースがほとんどです。
「そうそう!そういう人っているよね〜」
と思いましたか?
でも、ひょっとしたら、あなたも私も周囲に
気を遣わせている人の一人かもしれません。
自分の事は自分が一番わからないものですからね。
さて、多かれ少なかれ、仕事やプライベート、親戚づきあいから、
近所づきあいまで、人間関係での悩みは避けて通れないのでは
ないかと思います。
よく「相手は変わらないから自分が変わる」という言葉もあります。
言葉だけ見るとその通りだとは思いますが、一方で現実として、
わがままな人や、不平不満ばかり言っているような人もいます。
そんな人が目の前にいたら、不快感を感じながら「自分が変わるのだ」と
自分に言い聞かせても難しいものがあります。まるで苦行です。
ここで、私が最近気に入っている言葉を紹介しますね。
それは、人間関係とは結局のところ、
「自分」と「相手に対する自分の感情」でしかない。
ということです。
自分はあの人が好きで、あの人も私の事を好きに違いないと
思っていれば、そこに人間関係の悩みは無いのです。
相手がどんなに嫌いで顔も見たくないと思っていても、
相思相愛だと自分が思っている限り、その人にとっての
人間関係は相思相愛なのです。
そして、私の少ない経験からではありますが、
「相手は自分が思っているほど、自分の事を気にしていない」
ということがあります。
あの時、アイツが言った許せないあのセリフ・・・。
あなたが想い出すだけで頭にくるあの場面・・・。
その脳裏から離れないほどの強烈なひと言を・・・。
相手はきっと忘れているでしょう(笑)
気にかけているのは自分だけ。
そんな事も多いと思います。
人間関係とは結局のところ、
「自分」と「相手に対する自分の感情」でしかないのです。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。