笑い飛ばす!受け流す!

笑い飛ばす!受け流す!

お笑い芸人の中でも
一発屋と言われる方がいます。

一つのギャグが大ヒットして、そのギャグが飽きられてしまって、
次の新しいギャグが出なかったり、スタジオでのトークがイマイチ
だったりして、その後テレビに出なくなってしまう芸人さんのことです。

例を挙げると・・・。

■楽しんご
一発ギャグ:「ドドスコスコスコ(3回繰り返し)、LOVE注入」

■髭男爵
ネタの合間に「ルネッサ〜ンス!」と声高らかに乾杯する。

■テツ and トモ
芸風:「なんでだろう〜」にのせて、あるあるネタ。

■小島よしお
一発ギャグ:奇妙なダンスにあわせて自ら振ったネタを
「そんなの関係ねぇ!」と切り捨てる。

■つぶやきシロー
芸風:独特の栃木訛りで「ムカついた事」などあるあるネタをつぶやく。

■波田陽区
芸風:「でもアンタ、××××ですから! 残念!! ◯◯◯斬り!!」の
毒を効かせた漫談スタイル。

■レイザーラモンHG
一発ギャグ:「どうもー!ハードゲイでーす!!」と言いながら登場。
両手を高々と挙げて「フォー!!!」

■ヒロシ
芸風:悲壮な表情で「ヒロシです」

■ムーディー勝山
一発ギャグ:「右から来たものを左へ受け流す」

などなど、私もお笑い芸人好きなので、どの方も好きでした。

どれも取り上げたいネタ、いやテーマなんですが、そんな中でも
最後に紹介したムーディー勝山さんの「右から来たものを左へ受け流す」
は、結構考えさせられるんですよね。

もちろん、昔から言われている言葉ではあるのですが、
お笑いのネタとして持ってきたところが秀逸だと思いますし、
この「右から来たものを左へ受け流す」という考え方が、
結構、私たちにとっても示唆に富んでいると思うのです。

責任をまともに背負う誠実さは、時として自分を苦しめることになります。

ストレスやプレッシャーをいい加減、いい塩梅(あんばい)で、
笑い飛ばす、またはすり抜けるような「心の遊び」の部分が足りない
可能性があると思うのです。

「ま、いいか」「そういう事もあるよね」が出来ないというか、
深刻に考えてしまいそうなトラブルや出来事を冗談で笑い飛ばすことが
苦手かも知れないなと思うことがあります。

真面目が悪いということでは、もちろんありません。
土台として、真面目さを持ちつつも、時として羽目をはずしてみたり、
バカをやってみたり、周囲を大笑いさせてみたり、そんな遊び心が
必要だと思うのです。

実は(?)結構、私、真面目なんですよね。
でも、真面目すぎても良くないなと最近とくに思います。

そして、このコラムを読んでくださる方は、真面目すぎる傾向がある
かも知れません。自分と同じ価値観、傾向の方が多いと思うからです。

ですから、私たちはもっと肩の力を抜いて、もっと楽な気持で
「そういう事もあるよね」「ま、いいか」と笑い飛ばすくらいの
気構えでいいんだと思います。

失敗や失言、ミスやトラブル、人間関係の苦しさも、
すべて自分の「肥やし」

にしちゃいましょう。

小さなことにくよくよする。
そんな自分を「可愛いもんだな」と笑ってみたり、
「これでまた成長しちゃうもんね」と笑ってみたり、

とにかく、笑い飛ばしちゃいましょう。

健康で生きていることが自体が、
これ以上無いくらいに幸せなことですからね。

今日は自分にも言い聞かせるつもりで書いてみました。

最後までお付き合いただきありがとうございます。