カリブ海の漁師に学ぶ「幸せ」

カリブ海の漁師に学ぶ「幸せ」

以前、妻とメキシコのカンクンに遊びに行ったことがあります。
まだ子どもが産まれる前だったので、のんびりした旅行でした。

カリブ海が、とにかく青い!
「海ってこんなに青いんだ!」と感動しながらホテルの
バルコニーから見た白いビーチと青い海が忘れられません。

今回は、そんな時間を忘れるほど美しいビーチを持つ
メキシコが舞台となっているお話を紹介しますね。

有名な話なのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
私が大好きな話のひとつです。

では、カリブ海に居る気分でゆっくりどうぞ。

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メキシコの田舎町。

海岸に小さなボートが停泊していた。
メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。
その魚はなんとも活きがいい。

それを見たアメリカ人旅行者は、
「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」 と尋ねた。

すると漁師は
「そんなに長い時間じゃないよ」と答えた。

旅行者が
「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」
と言うと、

漁師は、
「自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だ」と言った。

「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」と
旅行者が聞くと、

漁師は、
「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。
 戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシエスタして。

 夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、
 歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」

すると旅行者は、まじめな顔で漁師に向かってこう言った。

「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、
 きみにアドバイスしよう。

 いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。
 それであまった魚は売る。お金が貯まったら大きな漁船を買う。

 そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。
 その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。
 やがて大漁船団ができるまでね。

 そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。
 自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。
 その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキシコシティに引っ越し、
 ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。

 きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」

漁師は尋ねた。
「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」

「20年、いやおそらく25年でそこまでいくね」

「それからどうなるの」

「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」
と旅行者はにんまりと笑い、

「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」

「それで?」

「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、
 日が高くなるまでゆっくり寝て、 日中は釣りをしたり、
 子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、
 夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、
 歌をうたって過ごすんだ。どうだい。すばらしいだろう」

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いかがでしたか?

非常に示唆に富んだ話ですよね。

「人生で本当に大切なことは何なのか?」

「本当に幸せなことは何なのか?」

私も最初に読んだ時は、自分もこうした
ビジネスゲームに陥ってるいんじゃないかと思い耽りました。

この話に登場するアメリカ人旅行者は、

自分は勉強してきた、経験もしてきたという自負がある。
だから、自分と同じ経験をしていない相手は
「知らない人」だと決めつける。

そして、相手にとって不要なアドバイスをしたり顔で語る。

「自分はわかってる」「自分は正しい」という思いこみは、
時として傲慢さを生み、物事の本質を見失います。

私も人にアドバイスする機会が多い仕事なので、
気を付けないといけませんね。

そして、人生で何が一番大切なのか?を考えさせられますね。
私にとっては、やはり家族ですかね。

ああ、またメキシコの青いカリブ海が見たい!
今度は二人の子ども達を連れて家族で行きたいです。

そして、
「昔、お父さんとお母さんは二人が産まれる前に
 ここに一緒に来たことがあるんだよ」

「それでね・・・」
と当時の想い出話を聞かせてあげたいですね。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。