サッカーに学ぶ忘れる力

サッカーに学ぶ忘れる力

サッカーをテレビで見ていたとします。

前半の試合開始からわずか3分!
フォワードの選手がドリブルをして、
ディフェンスの選手をかわしキーパーもかわして、
ガラ空きのゴールを目がけてシュート!

誰もが決まる!と思った瞬間!ボールキックに失敗。
ボールはゴールポストに当たって弾かれて外へ・・・。

選手は頭を抱えてうずくまる・・・。

そんな、シーンだとしましょう。
シュートした選手はもちろんショックでしょう。

サッカー場ではサポーターからの野次やブーイングも
うずくまった選手の耳に入るかもしれません。

サッカーというのは必ず何度かチャンスがあります。
しかし、その時に、前回シュートを外した事が気になって、
フォワードの選手が弱気になっていじけてやる気を無くして
いたらどうでしょう。

仲間からパスが来て、目の前にボールがあるのに、
ボールを追いかけなかったらどうでしょう。
さらには、こんな事を言っていたら。

「ごめん、いま、俺、ちょっと自信ないからいいわ」
「次のチャンスが来た時に追いかけるから」
「もうちょっと練習してから・・・」

こうして下を向いている選手は2度と仲間からパスがきません。
監督からも信用されないでしょう。サポーターからも愛想を尽かされます。

失敗しても、
「次のチャンスは、絶対に決めてやる!」と
サッと気分を切り換えて、結果を残す。

言い換えると、失敗を早く忘れてすぐに前を向く
そんな選手が周囲からの信頼を集めます

私自身、ずっとサッカーやフットサルを趣味で楽しんでいますが、
学生の頃、一緒にサッカーをやっていた友人のひと言がいまだに
忘れられません。それは、

「フォワードの選手は気分の切り替えがうまくないとダメなんだよ」

その通り!
と思って衝撃が走ったのを今でも鮮明に覚えています。

失敗もするけど、決めるときは決める。
これって、私たちの仕事やプライベートでも同じだと思いませんか?

仕事だって人間関係だって全てがうまくいくはずがありません。
誰だって失敗します。

失敗をいつまでも悔んでいても仕方ありません。
もちろん、失敗を教訓として活かすことは当然です。
ただ、過ぎたことをいつまでもクヨクヨする必要は無いのです。

クヨクヨと落ち込んでいる人に、人は集まりません。

能天気かも知れない、楽観的かも知れない、
周囲から見たら適当に見えるかも知れない、
でも、明るく楽しそうにしている人に、人は集まるのです。

失敗をいち早く忘れて前を向く。
それも能力のひとつかもしれませんね。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。