以前、旅行会社に勤めていた時の話です。
社員旅行やグループ旅行を中心にした法人営業で、
毎日泥臭い営業を繰り返していました。
入社して、毎日のように企業に飛び込み営業をしては、
出てきた事務のお姉さんに体よく門前払いをされてました。
今とはなっては、恥ずかしいほど当たり前のことですが、
飛び込み営業がいかに無駄が多くて効率が悪いことか・・・。
お客さまにも迷惑がかかるし、ほとんど実にならない営業方法でした。
残念なことに上司も飛び込み営業以外の営業方法を
知らないので、それしか指導ができなかったのです。
「靴底が減った分だけ仕事が来る」といったアドバイス?を
鵜呑みにして努力と気合いと根性の新規開拓をしていました。
そして、たまーに奇跡のような新規の受注が取れると
上司いわく「ほら、飛び込み営業は効果あるだろ」となる訳です。
この「間違ってはいないんだけど驚くほど非効率なやり方」が、
クセ者です。たまーに結果が出てしまうから余計に厄介でした。
ただし、ここで考えなければいけないのは、
自分で非効率で意味がないと分かっているなら、
新しい仕事のしくみは自分で考えなければいけません。
上司は上司の時代の成功パターンがあり、
現在は現在のやり方があるのです。
成果が出ていないと上司も心配してアレコレ指示をするわけです。
別に上司は部下が嫌いなわけではありません。
誤解を恐れず言ってしまえば、成果さえ出ていれば、
上司だって営業のやり方はどうでもいいのです。
(もちろんお客さまに迷惑をかけるのはNG)
上司の指示を受けて
「あのやり方じゃうまくいかない」と愚痴を言う人がたくさんいます。
上司が出した方策が失敗すればいいとさえ思っている人もいます。
でも
愚痴や不平不満を口に出す前に
新しいアイデアや代案を出す
べきなのです。
愚痴の前に、まずは自ら勉強する
セミナー、勉強会への参加、雑誌・書籍を読む、
意識の高い有志のサークルに入る。または主宰する。
いくらでも学ぶ環境はあります。
そして、学んだらすぐに実践する。
トライアンドエラーを繰り返す。
早くチャレンジして、早く失敗する。
失敗から教訓を得て、反省を活かして再び挑戦してみる。
結局は、それが一番の早道なのです。
愚痴を言うヒマはどこにも無いのです。
今日は自分の新入社員時代の話を自戒を込めて書いてみました。
あの頃は文句ばっかり言ってたなあ(遠い目)
当時は、上司のやり方に不満を持ちながらも
次の一手が分からないもどかしさに苦しんでいました。
次回は、そんな閉塞感の中、どうやって新しいアイデアで
問い合わせが殺到したのか?その方法をお伝えしますね。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。