来るなと言われても、ついていきたい

来るなと言われても、ついていきたい

世の中にはたくさんのマネジメントスキルが存在します。
人を動かすスキルも無数にあります。

人を管理するためにどうするか。
人を引っ張るためにどうするか。

周りを見渡すとそんな内容の本やセミナーで溢れています。

誤解を恐れずいえば、
本物のリーダーシップにスキルは関係ありません。

人が人を好きになるのに理由がいらないように、
「この人についていきたい!」と思うのに理由など
いらないからです。

誰が見ても不平不満を言ってもおかしくない状況で
文句も愚痴ひとつ言わずにやり遂げる

誰が見ても理不尽な要求に静かに笑って対応する。
筋違いなことにも丁寧に誠実に対応する。

そんな人を見たとき、私たちはその人の器の大きさ
度量の深さを感じて人間的な魅力を感じます。

不条理で不合理なことに向き合って乗り越える。
ぐっと堪えた分だけ人間の器が大きくなるのかもしれません。

私たちはそうした姿を見た時に胸にせまるものを感じます。
そんな人に「ついていきたい」と思います。

たとえ「来なくてもいいよ」と言われても「ついていきたい」のです。
その真摯な姿勢を、その心の在り方を近くで感じたいのです。

人を引っ張るリーダーから、人がついてくるリーダーへ。

どんなコミュニケーションスキルも人間的な魅力にはかなわないのです。

そんな時代になっています。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。