20代の頃、旅行会社に勤めていました。
法人営業を担当していて、社員旅行や修学旅行の
受注のため飛び込み営業を続けたりと泥臭い営業していました。
自分で営業して、旅行計画を立てて、見積もり作って、
打ち合わせして、添乗して、清算してと最初から最後まで担当。
自分の仕事は添乗員として同行するのが会社の方針でした。
ちなみに、JTBなどの超大手旅行会社は、
営業と添乗員とを切り離して分業体制がほとんどです。
さて、添乗員として社員旅行に同行すると、
あちこちの温泉地に行くわけですが、みなさんの様子を
見ていると、風通しがよく雰囲気のいい会社と
なんとなくお互いに気を使っている会社があります。
社内の風通しの良さは、業績の善し悪しにも関係します。
そんな中、宴会で責任者の挨拶を見ていてそれぞれの
会社に共通する責任者の姿を発見しました。
■風通しが良くて業績好調な会社の挨拶
「今日は楽しかったね。みんな日頃からありがとう。
幹事さんも忙しいなか、企画からご苦労様でした。
添乗員の加藤さんもありがとうございます。
みんな酔っ払いですが、よろしくお願いします。
<かくかくしかじか> 乾杯!」
■雰囲気が悪い会社の挨拶
「今日の昼食はイマイチでしたね。夕食は期待しましょう。
今期は売り上げ目標まであと10%足りません。
旅行後は、またがんばってください。今日は無礼講です。
<かくかくしかじか> 乾杯!」
雰囲気が良い会社は、責任者の挨拶からして違います。
とにかく周囲を気遣っています。感謝の気持ちも忘れていません。
日頃のねぎらい。幹事さんや添乗員への配慮。
みんなから慕われて雰囲気が良いのもうなずけます。
一方、雰囲気が悪い会社の責任者は、まずダメ出し。
宴会で楽しむ場なのに仕事のマイナスの話。
ねぎらいも感謝の言葉も無し。
無礼講と言われても誰も信じません。
たいがい、こういう方は部下の方から陰口をたたかれてます。
みんな私にアレコレ教えてくれるので間違いありません。
挨拶ひとつで、風通しの良い会社なのか?
これから伸びる会社なのか?が分かるものです。
さて、あなたの挨拶の言葉にはねぎらいや配慮、
感謝の気持ちが入っているでしょうか。
それとも・・・。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。