客観的に物事を判断する。
すばらしいことだと思います。
ただ、ビジネス書や自己啓発セミナーで、
たくさん勉強している方に陥りやすいワナがあります。
それは、自分勝手に達観してしまうことです。
私も含めて人は完全ではありません。
ゲーテは「人は完璧じゃないから愛らしい」と述べています。
私たちは、いろんな勉強をすればするほど、
知識として頭でっかちになりがちです。
人の気持ちの動きすら知識で判断しようとします。
感情は複雑でひとくくりにできるものではなく、
知識やマニュアルでは決して判断できません。
あの人が「A」という発言をしたのは、
こうした感情の動きがあったはずだと決めつけてしまう。
わかったつもりになる。
それに対応して自分の動きを決めていく。
自己啓発して、自分は人よりも心理学を
たくさん勉強してるからと人の気持ちを
分かったつもりになりがちです。
自分は何でも知っていてバランスがいいからと
中心に居るつもりが評論家みたいな発言ばかりになってしまいます。
自分では客観的に達観してるつもりが、
周りからは白い目で見られて距離を取られています。
自戒を込めて書いてみました。
うまく説明するには、文字数が足りませんが、
なんとなくニュアンスはわかってもらえるかなと。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。