「絆が大切」と誰もが言います。
2011年3月11日に発生した東日本大震災を機に
絆の大切さを見直された方も多いのではないでしょうか。
私もこのコラムはもちろん、震災の前年に発表した拙著でも
売上を上げる前に、お客さまとの絆をつくろうと言い続けてきました。
なお、絆という言葉の語源は、
馬と柱をつなぎ止める綱から由来しています。
綱で何かを「つなぐ」という意味から転じて、
人と人の気持ちをつなぐ「絆」という言葉になりました。
私たちはどうすれば絆を強くすることができるのでしょうか?
答えは色々あると思いますが、ひと言でいうなら、
絆を強くするものは「想い出の量」だと思います。
物語を一緒に作った数ともいえます。
苦楽を共にする。
喜びを分かち合う。
困難を乗り越える。
寝食を共にする。
同じ釜の飯を食う。
そんな想い出に残る出来事を一緒に積み重ねること。
一朝一夕にはいかない。だからいいんだと思います。
釈迦に説法ですが、信頼関係を
一瞬でつくるなんてできませんよね。
冒頭にある通り、このコラムは「ありがとう」と
喜ばれる事が嬉しいという方にお届けしています。
あなたは間違いなく「喜ばれるを喜びに」できる人です。
そして、そうした感性がある人が絆を強くすることができる人です。
言葉遊びのようですが、
絆は喜綱(きずな)、嬉綱(きずな)とも解釈できます。
「喜ばれるを喜びに」です。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。