夜のお菓子から考える

夜のお菓子から考える

静岡浜名湖のお土産で人気の
うなぎパイは全国的にも有名なお菓子です。

このうなぎパイの袋に「夜のお菓子」と
書いてあるのをご存知の方もいらっしゃると思います。

そして、原材料を見ると「夜の調味料ガーリック」とあります。

ガーリックは匂うから夜しか食べられない。
だから、ガーリックを使っているお菓子も
「夜のお菓子」と名付けたと記憶しています。

ふだん、心をつかむ文章術として、キャッチコピーや
ネーミングの付け方をセミナーでお伝えしていますが、こうして

ユニークな言葉があるだけで
クチコミされやすくなります。

キャッチコピーやネーミングの商品を買うお客さまだけでなく、

そのお客さまが誰かに勧めやすいかどうかを考えると
商品は同じでももっと人気が出るようになる

から不思議です。

 

今回のように見た目は普通のお菓子でも
「夜の」という言葉をプラスするだけで、
イメージが大きく変わります。

何気ない言葉に「夜の」という冠を
つけるだけで、妖しい雰囲気が漂うのです。

ためしに他の言葉にも付けてみましょう。

たとえば、

夜のコンサルティング
夜の体験学習
夜の社会科見学
夜の修学旅行
夜の課外授業
夜の秘書
夜の…

真面目な言葉でも「夜の」と冠を付けると
ガラリと印象が変わりますよね。
これが言葉のおもしろさでもあります。

他にも新しい価値を出すものとしては、
「大人の」という言葉も有効です。

たとえば、

大人の修学旅行
大人のふりかけ
大人の番組
大人のクルマ
大人の…

こうして、

言葉ひとつでクチコミになることもあるし、
覚えやすくなることでリピーターを増やすきっかけに

なったりもします。

言葉って面白いですね。
あなたの会社の商品やサービスも名前を変えるだけで、
急に問い合わせが増えるかもしれません。

改めて見直してみてはいかがでしょうか?

最後までお付き合いいただきありがとうございます。