よくセミナーや研修で、
「ブランドの定義は何ですか?」
と聴かれることがあります。
ちなみにあなたは、
ブランドの定義って何だと思いますか?
答えに正解はありませんが、
よくマーケティングの世界で言われている言葉は、
ブランドとは「約束」である。
という言葉です。
つまり、お客さまに自社の商品やサービスを使ってもらう際に、
「私たちは責任を持って高い品質を約束します」
ということです。
これ自体は、すばらしいことです。
ただ気をつけたいのは、こうした「約束」という定義は、
メーカー側の立場からみた言葉ですよね。
お客さまの立場に立つとブランドとは、
「期待」ということになります。
お客さまの期待レベルに対して受け取った価値が
どれだけ高いかがお客さまに満足や感動を与えることできます。
当然、お客さまにより、その期待レベルは異なりますから、
お客さまに合わせた品質やホスピタリティーが求められます。
そこをいかにお客さまの一人ひとりに特別な対応をして、
気持ちに寄り添うことができるかが、
私たちのわくわくするチャレンジでもあります。
今回は、ブランドという言葉の定義をメーカーとお客さまの
立場から考えてみましたが、会社ではとかく供給者側の論理で
言葉を使いがちです。
例えば「お客さまに何を売ろう」は売り手目線です。
お客さまの立場に立つと、
「お客さまにお買い求めいただこう」となります。
お客さまの目線になろう、
お客さまの立場に立とうと誰もが言いますが、
使う言葉ひとつでお客さま目線を養うことができます。
あなたの会社も使う言葉を見直してみませんか?
最後までお付き合いいただきありがとうございます。