「さあ、今日は大切な商談だ。絶対、決めるぞ!」
意気込むあなたは、
いまお客様の会社が入っているビルの前にいます。
ちょっと心拍数も上がって、
鼻の穴も血気盛んに膨らんでるかも知れません。
そんなとき、あなたは何をしますか?
まさか、何も考えずにいきなりビルに入ったり、
エレベーターに乗ったりしてませんよね?
もし、勢いに任せてそのまま訪問しているとしたら、
ちょっと待ってください。
お客さまに会う前に必ずやらなければいけないことがあります。
それが「身だしなみチェック」です。
これが出来ていない営業マンが、
びっくりするくらい多い。
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンによれば、
90%の人が話す内容よりもその人の見た目で、
できる人かできない人を判断するとあります。
つまり、外観であり、身だしなみが非常に重要なのです。
拙著『お客さまの9割をリピーターにする33のしくみ』にも
身だしなみで第一印象をアップさせようと書きました。
私がこのことをセミナーで話したりしますと、
「面倒くさい」などと衝撃的なことを言うセールスパーソンが居ますが、
だいたいそういう方は恋愛でもモテません。
恋愛なら個人の問題だからモテなくても
いいかも知れませんが、ビジネスとなれば話は別です。
1人でも多くのお客さまに気に入られ、
仲良くなることが商売の基本。
だからこそ、お客さまに会う前には、
必ず鏡で身だしなみをチェックしましょう。
【最低限のチェックポイント】
■ヘアースタイル(後頭部の寝癖もチェック!)
■目やに(嫌われに行くようなものです)
■鼻毛(お客様が自分の顔をしっかり見てくれてる!
では無く鼻毛を見てるのかも)
■歯(セールスパソンは歯が命、食後に注意)
■ネクタイの結び目
なお、「ヒゲを生やしてもいいのか?」については、
私は基本的にNGとアドバイスしています。
お客さまのうち、1人でも嫌悪感を持たれる可能性が
あるとしたら、セールスパーソンとしては見直すべきです。
どんなにお洒落なヒゲだろうが、
お客さまには何の意味もありません。
なお、経営者やクリエイティブなお仕事をされている方なら、
トレードマークとして有効活用する方法もあります。
ちなみに、身だしなみと
お洒落の違いをご存知でしょうか?
身だしなみとは相手のためにするもので、
お洒落は自分のためにするものです。
私たちは、そのあたりを履き違えないようにしましょうね!
お客さまに好印象を持ってもらうには、
どんな身だしなみをすればいいのか?
今日を機会に今一度見直してみるといいかも知れません。
もっと好感度がアップして、お客さまと仲良くなれますよ!
最後までお付き合いいただきありがとうございます。