以前のコラムで、
いい会社は、言葉遣いが丁寧です。
社風は言葉遣いが作ると書きました。
これは、言葉にはエネルギーや
気持ちなどの想い、魂が宿るからです。
ご存知のとおり、言霊のことですね。
古代より、言霊(言魂)は、声に出した言葉が、
現実の世界に影響を与えると信じられてきました。
簡単に言えば、
良い言葉を発すると良い事が起こり、
悪い言葉を発すると悪い事が起こるということです。
また、音としての「こと」ですが、
古代では「言」と「事」が同一の概念として
使われていたそうです。
ちなみに、神道における祝詞も、
言霊の力を意識した文章になっているようです。
言霊は音を伴う「話す事」が、
一番強力だと思いますが文字となる
文章にも言霊があります。
私たちは、この言霊のパワーを
お客さまのために使いたいですよね。
使う方法は、簡単です。
見た瞬間、ポジティブな言葉を中心に使うことです。
(感謝・愛・楽・快・夢・幸せ・笑顔・喜び、など)
メールでもハガキでも文章には、
極力ネガティブな言葉を使わないようにして、
読んだ相手に不安・恐怖・心配などの
マイナスな感情を抱かせないこと。
広告や案内文ならキャッチコピー、
メールなら件名に不安を煽るような
表現を使わないこと。
(例)
このままでは倒産します!
そのやり方はもう古い。
ヤバイ!危険だ!
こういったギラギラした表現を使うと確かに
お客さまの注目が高まりよく売れます。
でも、恐怖感や不安感から
購入したお客さまは、継続しません。
なにより、不安感を煽られて買ったお客さまは、
その問題を解決できなかったときには「騙された」と感じます。
瞬間風速的に売上が上がっても
風が止んだ途端に売上は落ちていきます。
簡単に集まったお客さまは、
簡単に去っていきます。
私が提唱する絆づくり経営は、お客さまとの信頼関係づくりを
最も大切にしてますし、100年続く会社を目指していますから、
これらは真逆の発想です。
お客さまや相手の幸せや喜びを願って、
仕事をさせていただくことに感謝しながら書いた文章は、
それだけでキラキラした輝くエネルギーを持ちます。
このキラキラしたエネルギーは、
あなたと同じような価値観、
考え方を持っている方と共鳴します。
例えるなら、振動している音叉(おんさ)と
止まっている音叉を近づけると次第に共鳴する様になりますよね。
同じようにあなたが正しい想いを発信している限り、
お客さまのほうから、あなたに近づいてきてくれます。
例えば、あなたがDMを送るとき、
相手には日ごろからたくさん来るDMなのに、
なぜかあなたのDMが気になって開いてくれます。
メールなら、たくさんの受信BOXの中から相手が
なぜかあなたのメールが気になって開いてくれます。
ホームページなら、無数にあるネットの世界から、
なぜかあなたのホームページにアクセスしてきます。
書籍でも、ポスティングチラシでも、
ブログでも、カタログでも同じです。
不思議ですが、そうして自分の価値観と近い方が
自然と集まってくるようになります。
まさに言霊です。
共鳴して共感していただけるお客さまと
一緒にお仕事させていただくのは何より嬉しいことです。
私たちは、相手の幸せや喜びを願って、
感謝しながら文章を書いていきましょうね!
私もこのコラムを読んだくれた方が
幸せになるように願って書いています。
こんな真面目な文章をちゃんと
読んでくれる方に悪い方はいませんから。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。