以前、利益には、
良い利益と悪い利益があると書きました。
簡単にお伝えすると、
良い利益とは、お客さまとの
リレーションシップを大切にした結果の利益。
悪い利益とは、
お客さまとのリレーションシップを無視した利益となります。
今回は、良き利益悪しき利益のテーマの補足です。
それは、
「会社が赤字の場合は、
お客さまから支持されていないから、
悪い利益なのか?」
という質問をいただいたからです。
結論からいえば、
「赤字=悪い利益」ではありません。
良い利益を上げていても、
会社の経費がかかって赤字になることがあります。
良い利益を目指す会社は、進むべき方向性は正しいのですが、
利益の出し方、お客さまが集まる仕組みが弱いのです。
真面目で一生懸命な方が陥りやすい状況です。
志は正しいのに、商売がうまくいかないということは、
マーケティングや販売促進、PR方法を見直す必要があります。
会社を船と例えるなら、商売に対する価値観や心構えは、
船が進む針路を示すコンパスと言い換えることが
できるかもしれません。
正しい商売をしている会社は、
コンパスが正しい方向をさしています。
ところが、いくら向かっている方向が正しくても、
ビジネスの荒波を乗り越えるためのマーケティングスキルや
ノウハウが無ければ簡単に転覆してしまいます。
しかし、正しい商売で正しいコンパスを持つ会社が、
マーケティングや販売する知識を得た時には、
高性能なエンジンを手に入れたのも同然なので、
力強く加速度的に業績がアップする可能性があります。
だからこそ、私はこうした会社をサポートして、
業績アップに貢献して、その結果お客さまに笑顔の輪が
拡がればいいなと思っています。
偏った狩猟型マーケティングの商売をしている会社は、
間違った方向に進みながら、きわどいマーケティングを
駆使して違法スレスレのエンジンでグイグイ進みます。
他の船とぶつかろうが、
他の船の針路を邪魔しようがお構いなしに進んでいきます。
最新のエンジンでグングン進んでいるように見えますが、
向かっている方向が暗黒世界なので進めば進むほど
辛く苦しくなっていきます。
苦しくなると、船が重いせいにして、
乗組員である社員を次々と海に落としていきます。
こんな船には、ぜったい乗りたくないですよね。
私たちは正しい商売で、良い商品やサービスを
一人でも多くのお客さまに届ける責任があります。
そのためには、志を高くもつだけなく、自分磨きをするだけでなく、
マーケティングノウハウをしっか学ぶ必要がありますよね。
これからも一緒に学んでいきましょう!
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。