お客さまを失う瞬間

お客さまを失う瞬間

先日、新宿で有名牛丼チェーン店に入りました。

旅行会社での営業マン時代には
仕事の合間によくいったお店ですが、
先日、どうしても気になることがありました。

それは、店員さん同士のおしゃべりです。

おそらくアルバイトさんだと思いますが、
大きな声でおしゃべりや、効率的なキッチン内の
歩き方レッスンが始まったのです。
(実際に、目の前を行ったり来たり往復してました)

牛丼屋さんのように客席のほとんどがカウンター席に
なっていると店員さん同士の話し声は思いきり聞こえます。

会話が普通の声の大きさなら、気にならないのですが、
お客さまにお構い無しで大きな声でおしゃべりして、さらには
大笑いしているので、その声が店内いっぱいに響いていました。

お店には私のほかにも数人のサラリーマンや
学生さんがいましたが、みんな顔をしかめて迷惑そうです・・・。

そんなお客さまの「静かに話してくれないかな」という空気を
まったく読むこともできずに、おしゃべりは続きます。

私も心の中で、
「おーい、お客さんイヤがってるよ~」
と叫んでいました。

それにしても飲食店で、お客さまの目の前で
大声でおしゃべりして歩き方レッスンするとは、
かなり大胆です。

そのお店にいた方々は、私も含めて
しばらくこのお店には行かないでしょう。

さらに、おそらく同僚や友人に、
「あの店うるさくてさ~、この間ね・・・」
と、悪いクチコミをどんどん広めていくことでしょう。

「良いクチコミは2人にするが、
悪いクチコミは10人にする」という話もあります。

お客さまの目の前でおしゃべりしないという
接客の基本が守られていないだけで、
こうして簡単にお客さまを失っていくんですよね。

多少のおしゃべりは、「仲が良くて雰囲気のいい店」だと
思って好意的に受け止められることもありますが、
度を越したおしゃべりはよくありません。

お客さまを失う瞬間を目撃した体験でした。

また、コンビニでも教育が徹底していないお店は、
スタッフ同士の私語がひどくて気になります。(特に深夜)

スタッフ同士で笑顔で会話してる途中、
お客さまがレジに並んだ途端に笑顔が消えて、
仏頂面でレジ対応する方がいます。

こうした接客は、確実にお客さまを減らしていきます。
私なら少し遠い位なら違うコンビニまで買いに行きます。

お客さまは私たちが思っている以上に、
私たちの振る舞いや言葉遣いに敏感です。

反面教師として、私たちも気を付けていきましょうね。

最後までお付き合いみいただき
ありがとうございました。