「覚える」というお客さま満足

「覚える」というお客さま満足

今回は、以前よく通っていた
スポーツクラブでの体験談です。

多くのスポーツクラブには、スタジオプログラムという
ヨガ、ダンス、ストレッチなどをインストラクターが
教えてくれるプログラムがあります。

私も身体を鍛えるマシンやランニングマシンだけでなく、
時間があるときはこうしたプログラムにも参加していました。

なかでも、I先生が指導するストレッチのクラスが好きで、
これまで何度か参加したことがありました。
I先生は、プロの格闘家にも指導しているらしく、
知識も経験も身体能力も非常に高いのです。

まさに、
「トレーニング指導のプロ中のプロ」といった感じで、
I先生のクラスは人気でいつも超満員です。

ただ、これまで何度か参加したことがあるといっても、
先生と話したことはありませんでした。
人気の先生で忙しそうですし、昔からの会員さんにも
囲まれていてなかなか話す機会もないのが実情です。

そして、数か月振りにそのI先生の
ストレッチのクラスに参加したときの話です。

驚いたのは、ちゃんと私のことを覚えていてくれて
笑顔で「久しぶりですね!」と声をかけてくださいました。
まさか、覚えているとは思っても
いなかったので、とっても嬉しかったです。

笑顔で話しかけてくれましたが、
字数にしたら「久しぶりですね!」とたった7文字。
時間にしたら、たった2秒くらいだと思います。

でも、この短いコミュニケーションの間には
I先生のこんな意味が込められていますよね。

・前にも参加してくれていたことを覚えています。
・最近、参加していなかったのも分かっています。
・また参加してくれて嬉しいです。

こういった気持ちを感じ取ることができたので、
言われた私も素直に嬉しい気持ちになりました。

こうしたお客さまに対する何気ない声掛けや笑顔が、
相手に喜びを与えることって多いものです。

私もセミナーを受講された方から、
お礼状をいただくことがありますが、
このようなメッセージをいただくことが多いです。

「名前を覚えていてくれて嬉しかったです」
「気さくに話しかけてくれて嬉しかったです」

こういったことが、リピートしてくれるお客さまを
増やしていくんだなと改めて思いました。
自分が経験して嬉しかったことは、自分がお客さまにして
差し上げるのは、商売の基本ですよね。

お客さまは、店員さんから、
「私のことを覚えてくれている」と感じて、
そのお店と店員さんのファンになることもあります。

I先生の人気の秘密は、知識や経験だけじゃなくて
コミュニケーション能力にもあるんだと感心した1日でした。

ファン作りの基本は、お客さまに関心を持って、
笑顔のコミュニケーションですね!

最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。