多くの会社で「顧客第一主義」または、
それに近い言葉を会社理念に掲げています。
とっても大切なことですよね。
では、突然ですが質問です。
「あなたや、あなたの会社にとって
お客さまは一番大事ですか?」
「は、はい・・・」
と、ほとんどの方がお答えになります。
そこで、ちょっとあなたの会社の
会議について教えてもらえないでしょうか。
あなたの会社で一番、
重要な会議って何ですか?
役員が集まる役員会議、
店長が集まる店長会議。
などなど、名称は色々あるでしょう。
では、その一番大切な会議の中で、
一番最初に話し合われる議題は何ですか?
今月の売上げ発表という方、予算への達成率という方、
今月の行動予定なんていう方もいらっしゃるでしょう。
でも、ここでちょっと冒頭の質問について考えて欲しいのです。
「あなたや、あなたの会社にとって
お客さまは一番大事ですか?」
この質問には、迷いながらも
「はい」とお答えになることが多いです。
でも、本当にお客さまを一番に考えているなら、
会社の最も重要な会議で、一番最初に議題になるのは、
お客さまの話題になるはずではないでしょうか?
今月はこんなお客さまの声が届いてるとか、
どうしたらもっと喜んでもらえんだろうとか、
この意見に対してどのように対応しようかとか、
お客さまの話題はいくらでもあります。
ところが、ほとんどの会社では経営方針や社是、
社訓やミションなどで、高らかに顧客第一をうたいながら、
大事な会議では自社の売上げを議題にしています。
これは、たとえるなら恋愛で片思いの人が、
「あの人と付き合えるなら何も要らない」
と言いながら、本音は経済力が一番気になっていて、
相手のふところを打算的にさぐっているような感じです。
私たちのサービスやおもてなしが、
金儲けのための打算的な行為だと思われたら、
お客さまの心は簡単に離れてしまいます。
私たちは、見返りを期待せずお客さまに
喜んでもらえるサービスをしたいものです。
完全には無理でも、まずは「そうありたい」と
心がけることから私と一緒に始めてみませんか?
お客さまの心としっかり向き合って、
絆や信頼関係をはぐくむ商売こそ何よりも楽しくて
やりがいのあることだと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。