ファンづくりは誰とする?

ファンづくりは誰とする?

私は、経営の目的は、
「お客様を喜ばせること」と定義しています。

そのために、お客さまを幸せにするための絆づくり、
熱烈なファンづくりが大切とお伝えしています。

あくまでも私なりの解釈ですからね。
世の中にある様々な経営戦略には、
それぞれのかっこいい定義がありますから。

でも、私の志が伝わっていけば、勝ち負け発想ではなく、
共存共栄して日本が明るく元気になると本気で思っています。
(おっとー、大きく出たぞ〜)

これまで、私がお伝えしているファン作りですが、
ファン作りとは、誰が誰にするものでしょうか。

これまで多くの方とお話してきましたが、
ほとんどの方は自分の会社のファンを作ることだと
考えていらっしゃるようでした。

確かにその通りなんですがそれだけではありません。
そこで、今日は私が考えているファン作りについて
お話したいと思います。

ファン作りとは双方向のもので、
あなたの会社もお客さまのファンになる必要があります。

私たちが、お客さまのファンになるということは、
お客さまの立場に立ち、お客さまの立場を自分の立場に
置き換えて考えられるようになるということです。

そうすると、
一時だけ儲けさせてもらえばいいとか、
お客はカモだとか、売れればあとは関係ないとか、
そういった発想は出てこないはずです。

また、ファン作りとは、お客さまとの関係だけでなく、
仕事をお願いする協力会社さんともお互いに深めていく関係。
お互いがファンなんですから、
無理な価格要求、無理な納期要求はなくなるはずです。

社内でも同様に、経営者と社員、上司と部下、
同僚同士がお互いに深めていく関係。
お互いがファンなんですから、困っているときは協力しあって、
貢献し励まし合う切磋琢磨できる関係になるはずです。

文字でがんばって書くとこんな感じ↓


・あなたの会社 ⇔<双方向にファン>⇔ お客様
・あなたの会社 ⇔<双方向にファン>⇔ 協力会社
・あなたご自身 ⇔<双方向にファン>⇔ 経営者/上司/同僚

うーん、わかりづらいかも。
図解でなくてすみません。

さて、ここまであなた(自社)とお客様、協力会社、社内と
三方向とのファン作りが必要とお伝えしてきました。

でも、もう一人、
どうしてもファンにならなきゃいけない方がいます。

それは、一体誰でしょうか?
ちょっと考えてみてくださいね。

・・・、

・・・・・・、

それは、あなた自身です。

あなたが自分自身のファンでないのに、
自分とお客さまがファン同士の関係になることは困難です。

私のコラムをしっかり読んでいただけるような方は、
たいてい真面目で一生懸命な方です。
自分に厳しい方です。

真面目に努力して頑張りすぎています。
上手くいかない現状に苦しんでいます。

なんで、あの時やらなかったんだろうとか、
なんで、あの時あんな事言っちゃったんだろうとか、

そうして、ついつい自分自身を責めてしまいます。
今より、もっともっと頑張ろうと思ってしまいます。

だいじょうぶ。
あなたは、いまのままで充分頑張っています。

だから、頑張っている自分自身をもっといたわって、
許してあげて、愛してあげて、応援してあげてださい。

もちろん「自分を甘やかせ」と言ってる訳ではありません。
自分自身を成長させるための自分磨き、自己教育、
自己研鑽は大切です。

大切ですがそれを踏まえたうえで、
あなたは、あなた自身を最大限に理解してあげて、
熱烈なファンになってあげてください。

だいじょうぶ。
あなたは、私にとっても、
あなたの周りの方にも、かけがえのない存在です。

だいじょうぶ。
あなたは、いまのままで充分すばらしい。

だいじょうぶ、だいじょうぶ。