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長く続くビジネスを考えた時、最も大切なことのひとつは、「熱烈なファン」を増やすことです。
今回は、お客さまに熱烈なファンになっていただくために
「言葉の大切さ」について考えてみたいと思います。
どんな会社にも会議があります。
そこで、突然の質問ですが、あなたの会社の会議に、お客さまが参加したことはありますでしょうか?
ほとんどの方はないと思いますが、もし、前回の会議を録画していたとして、お客さまに見せてまったく問題ないでしょうか?
もちろん売上とか利益率とか数字的なものは見られたらまずいものもあると思いますが、そうではなく会議でのお客さまの扱い方を意識して欲しいのです。
偏った狩猟型マーケティングに毒された会社の会議でのお客さまの扱いはひどいものです。
このような会社の会議は、次のような言葉が飛び交います。
「あの客に買わせる」
「あいつらを囲い込む」
「もう少しでこいつらを刈り取れる」
「もっと楽して儲けさせてくれる客はいないかな」
こんな会議の風景を見せられたお客さまは、間違いなく
「私は大事にされていない。騙されている」
と感じることでしょう。
反対に、こんな言葉で溢れていたらどうでしょうか?
「お客さまに喜んでいただくにはどうすればいいかな」
「このニュース、あの会社さんに役立つからご案内しよう」
「お客さま満足を向上させるために効率良く仕事しよう」
間違いなく、
「この会社は私たちを大事にしてくれている」
とファンになってくれることでしょう。
温かな言葉があふれる会社は、社風が、ぬくもり溢れた雰囲気となります。
その雰囲気に包まれると、お客さまも優しく居心地の良さを感じるものです。
さて、あなたの会社の会議は、お客さまが参加しても胸を張れる内容になっていますか?
お客がさまその場に居ないから大丈夫と思っている方は、要注意です。
どんなにお客さまの目の前に居るときだけ丁寧に取り繕っても、お客さまを軽んじている姿勢や気持ちはにじみ出てしまうものです。
お客さまが見ていなくても、胸を張れるような会議にしましょうね。
丁寧で温かな言葉を使う会社や人物に、お客さまは好意を抱き、ファンになってくださいます。
たかが言葉づかい、されど言葉づかい、日ごろから使っている言葉を意識していくことが、熱烈なファンを増やす第一歩です。